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朝食

こんばんわ鹿山です。
お盆ってすごいですね、リア充みたいに予定がたくさんありますよ。
もう、色々とやることがありすぎて、SSを書く時間がないみたいなそんな感じです。
……言い訳とかじゃないですよ?
久しぶりに書いてみたけど……なんか、微妙です。
構わねぇ読んでやるぜ、という心優しい方、続きからもみあやです。
ここからしばらくもみあやのターン。
「朝」

まだ完全には日が昇っていない早朝。
にもかかわらず、私、犬走椛はある場所へと向かっていた。
木々の間を縫い、走り続ける。
日が昇る前には到着しておきたい。
その一心で私は走り続けた。
そうしてしばらく走り続けた後、私はようやく目的地へと到着することができた。
目的地は、一軒の家。
訪問を知らせることなく、静かに戸を開けて中へ。
息を殺し、忍び足でゆっくりと家の中を進む。
なるべく住人に悟られることがないように、ただ目的を果たすために私は頑張った。
絶対に任務を遂行する、今の私はそれだけで頭が一杯であったので、気づくべき違和感に気づくことができなかった。
そこまで頑張った私を待ちうけていたのは、

「……椛、今日は早かったのね」
「――――っわあ!!!」

完全に背後を取られてしまった私。
そんな私に声を掛けたのは、

「あ……あ、やさま……今日はお早いんですね……」
「え? まぁ、今日は何となく早く起きたんだけど…そんなに驚くことなの?」
「い、いえ!」

朝が若干苦手である文様が、こんなにも早い時間に目覚めているなんて……
今の私の心は、驚愕と絶望で一杯だ。


今日、私がここに来たのには理由がある。
それは先日、私と河城と将棋を指しながら雑談をしていた時のことだった。
ある日の朝、河城が目を覚ますと、そこには出来たての朝食と、それを作った雛さんがいたのだ。
それが酷く嬉しかったのか、事あるごとに河城は私にその話をしてきた。
いい加減鬱陶しくなって聞き流し始めた私だったが、ここであることを思いついた。
朝に弱い河城は、きちんとした朝食を食べることが少ないと言っていた。
文様も同様に、朝に弱く、朝食をまともに食べることが少ない。
そして、私が文様に朝食を作って差し上げたら……
あらぬ妄想が私の頭を駆け巡る。
その日私が、河城に将棋で負けたのは言うまでもない。


つまり私は、朝食をこっそりと作りに来て、この有り様ということだ。
私は最近やってきた神様を恨み、心の中で泣いた。
そんな私の様子を訝しんでいた文様だったが、急に私の背中を押して、

「ひとまず座りなさい、ね?」
「は、はい……」

しょげ返る私を座らせると、文様は手に持っていたものをテーブルに置いた。
そして、それを見た私は驚きを隠すことができずに思わず叫んだ。

「な……なんで文様が朝食を作っているんですかっ!!!」
「そこなの!? っていうか私だって朝食くらいつくるわよ!」 
「う…嘘ですよ…ね?」

私の言葉に憤慨する文様だったが、私はそれどころではない。
……文様が朝早く起きて朝食を作るなんて。
テーブルの上に置かれたメニューは簡素ではあるが、それでも朝食と呼ぶにふさわしいものであった。
あんまりな結末にうなだれる私。

「よく分からないけど……食べていくのよね?」
「――――ぇ?」
「いや、椛が朝来るってにとりが言ってたから作ったんだけど……」

思考をを高速回転させて考える。
河城が文様にそんな情報を与えていたということは、つまり私に文様の作った料理を食べさせるため。
……河城、恐ろしい奴。
心の中で河城に対して悪態をつきながらも、私は全身全霊で感謝した。
次の言葉を聞くまでは。

「あと、にとりが椛に手伝ってほしい事があるから来てほしいって……1か月ほど」

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