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酔いどれさとりん。

ぼく、わるい鹿山じゃないよ。

ということで、更新します。
本当は別のものを上げたかったんですが、諸事情により……間に合いませんでした☆ミ
いや、ほら、なんか色々体調を崩したり、バイトの面接とか、ほらね、色々理由が……あーもう、ラブプラスおもしろいなぁ!!!

あと、GA芸術科アートデザインクラスの新刊買いました。
とりあえず読んでみての感想は、皆ナミコさん好き過ぎだろう! と僕は思いました。
それとキャラクターの色々な設定が分かってとてもよかったです。
まさか○○に○○がいたなんて…

続きからSSです。さとりんが少し壊れます。そういうのが苦手な方は読まない方がいいかも知れません。でもあんまり壊れないはずです。でも、やっぱり壊れてるかも知れません。良く分からなくなってきたので、読んでみればわかると思います。

「……宴会?」
「ああ、これからやるんだが、さとりもどうだい?」
「どうして私なんかを……?」
「ん? 私たちは友達じゃないか、変な事を言う娘だな」


夕刻。
ペットたちもどこかへ遊びに行き、一人の時間を満喫していたさとり。
別にさとりは、ペットたちの事が嫌いなのではない。
嫌いであれば距離を取るのが彼女の性格である。
ただ、いつもべったりというのは、精神的にも肉体的にも少々疲れる。
空は人型になった今でもまだ、自分の姿を考えずにじゃれついてくる。
燐は燐で、そんな空の行動を窘めながらも、やはりじゃれついてくる。
彼女たちがまだ小さければ、さとりは何も言わない。
しかし、もう彼女たちはさとりの背をとうに追い越してしまっている。
そんな彼女たちが二人同時にさとりにくっつけるか、と聞かれれば、それは難しい。
空がくっついてくれば燐も負けじとくっつこうとする。
結果、二人が喧嘩を始めてしまい、さとりの平穏な時間が崩壊するというわけだ。
しかし、今日に限ってはそんな二人も地上に遊びに出かけてしまった。
もうこれを、ゆっくりしていってね!と言わずしてどうする。
さとりは予期せぬ幸運に感謝しつつ、安らいでいた。
そこに現れたのはさとりの唯一の友人でもある星熊勇儀。
そして彼女がさとりに対して放った言葉が、先ほどの会話につながるということである。

「……私が行けば、きっと場が凍りつきますよ」
「そんなことはないよ。それに何か言う奴がいれば私が容赦しない」
「それはそれで怖いわよ……」
「まぁ、嫌だって言っても引っ張っていくつもりだけど?」

はぁ…、とため息をつくさとり。
こっそりと勇儀の心を読むが、彼女は宴会以外の事は考えていないようだ。
一度言った事を曲げない、それが鬼というものだ。
自分がどれほど粘ったところで、おそらく彼女は言った通り私を引っ張っていくだろう。
自らの意思で行くのか、それとも強制的に連れて行かれるのか……というか、どちらにせよ宴会への参加は決定事項なのだろうか?
さとりは少しの間思案を巡らせていたが、結局自分が折れるしかないと悟った。

「……わかりました、行きます。でも、どうなっても知りませんからね」
「そうこなくっちゃな」

勇儀は心底嬉しそうな顔。
さとりも仕方なし、というようではあるが、やはりどこか期待を隠し切れていない。
さとりの様子を見て、勇儀はますます嬉しくなったのである。
ゆっくりと歩き出すさとり、急かす勇儀。
この時の二人は、まさかこの後あんなことになるなんて全く考えもつかなかったのである。





勇儀たちが会場に到着してすぐに、宴会が始まった。
宴会が始まるとすぐ、さとりは周囲の事も考えて一人離れて飲み始めた。
珍しい参加者の登場に皆が興味津々ではあるが、近づこうとはせず遠巻きから眺めるだけ。
そして、さとりは動こうとはしない。
どうせ誰も自分と飲みたくなんてないだろう、そう思っていたからだ。
他者に心を読まれる、というのは恐ろしいものだ。
だから皆は興味はあるが近づけないという状況になる。
予想していた通りとは言え、やはりショックではある。
来なければ良かったかしら…
さとりは来た事を後悔し始めてきた。


そんなさとりに近づく者がいた。
勇儀である。
彼女は、さとりがおそらくこうなるであろうと予想していた。
しかし、さとりが思っているほど皆はさとりを避けていない。
むしろさとりってどんな妖怪なの?
と聞かれるほど興味を持たれているのだ。
心を読む能力を悪用しない上に、気配りの出来るさとり。
勇儀はそんな友人を誇りに持っている。
そして、常日頃からさとりの素晴らしさを教えてあげたいと思っていたのだ。
この宴会はそのためのもので、少しでも壁をなくそうと自分なりに考えた結果だ。
自分がさとりと仲良くしている姿を見せれば、おのずと近づいてくれるだろう。
そう思い、酒瓶を片手にさとりの横に腰を下ろす。

「どうだい宴会は? 楽しんでもらえてるかい」
「御覧の通り、静かに飲ませてもらっているわ」
「あはは……まぁあいつらも悪気はないんだよ」
「そうだといいんですけどね……」

さとりはどこかムスッとしている。
それもそうだろう、今のさとりはまるで見世物だ。
あまり気分がいいものではないだろう。

「それに……私と飲んでいても面白くなんてないですよ」
「そんなことはないさ、なあパルスィ?」

勇儀は突然パルスィの名を呼んだ。
彼女もまたさとりと同じように、皆と離れて飲んでいたようだ。
勇儀に呼ばれたことに気付いたパルスィは渋々近づいてくる。
さとりとパルスィは交流がないわけではなかったが、それでもまともに話したことは数えるほどもない。
実は勇儀はこれが狙いだった。
友人の少ない二人を仲良くさせよう、と考えていたのだ。

「……何よ、勇儀」
「……睨むなよパルスィ」
「あら…パルスィも来ていたの?」
「ええそうよ、さとり。まぁ地霊殿の主が私ごときに気付くわけもないわよね。
 貴女は私のような妖怪なんてどうでもいいって感じかしら、ああ妬ましい」
「……そんなことを言ったつもりはないんだけど」
「あんまり気にするな、いつもこんな感じだ……」

挨拶するや否や、早速自分の世界に入り込むパルスィ。
あまりパルスィと話したことのないさとりは戸惑いを覚えるが、付き合いの長い勇儀は手慣れたものだ。
特に気にした様子もなく、さとりの杯にお酒を注ぐ。
腑に落ちないながらも、気にしていても仕方がない、とさとりは一気に呷る。

「ん……これちょっと強すぎませんか?」
「そうかい?こんなもんだと思うけどな」
「気にしすぎですかね……」
「そうさ、おーいパルスィお前さんも飲みなよ」
「―――へ? ええ、わかったわ、飲めばいいんでしょう飲めば」

威勢がいい割にはちびちびと飲むパルスィ。
対してさとりは些かペースが速いように感じる。
二人はあまりに対照的で、仲良くできるのか?
と思わず心配する勇儀であったが、

「……おいしいですね」
「……そうね、貴女みたいなのは毎日こんなの飲んでると思ってたけど?」
「そんなことはありませんよ……それに誰かとお酒を飲むなんて久しぶりですし」
「………ほら、注いであげるから杯出しなさい」
「ずいぶん優しいんですねパルスィは」
「ふん、いらないんだったら別にいいわよ」
「冗談ですよ、ありがとうパルスィ」
「べ、別に礼を言われたくてやったわけじゃないわよ!」
「そうですか……はいお返しです、どうぞ」

思ったよりも和やかなムードだ。
パルスィにしては友好的だし、さとりも珍しく他者を避けようとしない。
やはり酒の席というものは偉大だ。
勇儀は地上から遊びにきた萃香に借りた『誰でも出来るにとり教育~スキンシップ編~』に感謝した。
にとり先生は、常に絶妙なアドバイスをくれる。
きっと彼女の周りには素晴らしい方々ばかりなのだろうと、まだ見ぬにとりの姿を想像し、思った。
宴はまだ始まったばかり、しばらくは和やかな時間が続いた。





酒宴も進み、そろそろ佳境といったところ。
勇儀はさとりたちばかり構っているわけにもいかないので、一時その場を離れてしまっていた。
彼女はやはり鬼というだけあって、酒を飲むことが宴においては最も重要なのだ。
勇儀は他の客と飲み比べを終え、ようやくさとりたちの元へと戻る。
遠くからその姿を見るだけなら、先ほどと変わらず何かを話し合っているように見える。
今日の目的はさとりの友人を増やすことであり、何とか成功を収めることができたのだ。
勇儀は心なしか足取りが軽くなるのを感じた。
この時の勇儀には、さとりたちしか見えていなかったために、あることに気付けなかった。
彼女の頭にあるのは、あの二人は一体どんな会話をしているんだろうか、ということだけだった。
そして、その「あること」に気付かないまま、勇儀は近づいていった―――

「パルスィは本当に可愛いですね」
「―――なっ、何を言ってるのよっ!!」
「顔立ちも良いし、髪も綺麗ですし……綺麗な瞳ですね」
「さっ、さとり!? ち、近過ぎるわよ!!!」
「いいじゃないですか、あと少しだけ可愛いパルスィを見させて下さいよ」
「~~~っ!!!」

……あれー?何かキャラが違うんじゃないのかな、さとり。
非常に見てはいけないものを見てしまった気がして、勇儀は思考を停止せざるを得なかった。
しかし慌てて意識を取り戻すと、パルスィたちの元へと駆け寄った。
だが時すでに遅し、そこにはもはや茹でダコ状態のパルスィと、それをまだ口説くさとり。
さとりは勇儀に気付くと、晴れやかな笑顔で迎えた。

「―――うふふふ、勇儀お帰りなさい」
「これはどういうことなんだ……?」
「パルスィは可愛いわね、という話をしていただけですよ?」
「……さとり、お前は一体どれだけ飲んだのさ?」
「まだ飲み足りないくらいですね」
「……………」

さとりの周りには空になった一升瓶が何本も転がっていた。
その中心に座るさとりの顔は、酔いが程良くまわって火照っている。
勇儀としても、これだけ飲んださとりは見たこともない。
というよりも、普段おとなしい彼女がこのような姿を見せるなど、信じられないのだ。
仲良くなるを通り越し、口説き始めるなんて……
その所為か、パルスィは地面にへたり込み俯いたままだ。
誰か止める奴はいなかったのか?
そう思い周囲を見渡すが、

「―――さとパルかー、私的には全然オッケーだし」
「いやいや、これからが面白いんだって。勇儀姐さんとさとり様が一人の女を巡ってさ……」
「君らわかってないねー、逆に嫉妬した勇儀さんがさとりさんをお持ち帰りするに決まってるじゃん」

皆、口々に何かを言っているようだ。
後できつくお灸を据えてやる必要があるな。
そんな勇儀の様子を感じ取ったのか、全員一斉に視線をそらす。
色々と不満が残るが、ここである考えが頭をよぎった。
今のさとりは誰でも口説くのだろうか。
そうであるとするならば、私はどうなのだろうか、ということである。
面と向かって聞くようなことではないし、自分がこのようなキャラでないことも分かっている。
しかし、やはり聞いてみたいという気持ちが勝る。
そして勇儀は思い切って聞いてみることにした。

「……ところでさとり、お前はパルスィが可愛いとか言ってたな」
「ええ、勇儀もそう思いませんか?」
「そうだな、パルスィは可愛いな、うん……ところで、私はどうなんだ?」
「勇儀ですか……?」

聞いた勇儀の顔はパルスィには劣るが、やはり赤い。
さとりは少し考えてから言った。

「勇儀は……格好いいですよ」
「………ふむ、それで他には?」
「他……ですか? えっと、逞しいですよね、私は貧弱ですから羨ましいです」
「……そうかい」

あからさまに落ち込む勇儀。
どうして落ち込むのだろう、と疑問の表情を浮かべるさとり。
再び周囲はひそひそと、

「やっぱり姐さんも乙女なんだねぇ……」
「はいはい、さと勇さと勇……ごちそうさま」
「これはこれで、ありな気がするし……」

全部聞こえてるぞ、と勇儀の無言の圧力を受け、またもや全員が目を反らす。
まぁ期待してなかったけどさ……
期待していなかったとは思えないほど肩を落とす勇儀。
すると、そんな勇儀の後ろに小さな影が一つ。
影の主は、そのまま勇儀に近づくと、

―――ちょんちょん。

背中を突かれた勇儀は思わず振り返る。
振り向いた先にいたのは、黒い帽子をかぶった少女。
彼女に思い当たりのある勇儀は、声をかける。

「君は確か……さとりの妹の……」
「こいし、古明地こいしだよ」
「そうか、私は星熊勇儀だ、よろしくなこいし」
「うんよろしく勇儀……ねえお姉ちゃん知らない?」
「ああ……あそこに居るぞ」

少し離れたさとりを指差す。
さとりはどうやらまたお酒を飲みつつ、パルスィに絡んでいるようだ。
そんなにパルスィが気に入ったのだろうか?
そんな、明らかに様子のおかしいさとりに気付いたこいしは、急いで駆け寄る。
勇儀もそれに続く。

「お姉ちゃん!!!」
「―――あら、こいし。帰って来てたの?」
「うん! ただいまっ、お姉ちゃん」
「ええ、お帰りなさい私の可愛いこいし、今回はどこに行ってたの?」
「今回はね……ん? お姉ちゃん、少しお酒臭くない?」
「そんなことないわ、私はお酒なんて全然飲んでいないもの」
「本当なの、勇儀?」
「……その辺りの酒瓶は、全て君のお姉さんが飲んだものだ」
「……やっぱりそうかー、ねえお姉ちゃん、私お酒はほどほどにしなさいって言っておいたよね?」
「うふふ、そうだったかしらね?」
「全く……お姉ちゃんが酔うと誰でも見境なく口説くんだから……」
「口説いてなんていませんよ。お話してるだけです」
「この人をこんなに困らせておいて、まだそんなことが言えるの?」

こいしは地面にへたり込んだままのパルスィを指差す。
皆が注目している今も、パルスィの顔はいまだに赤く染まっている。
そしてさとりと目が合うや否や、すぐさまパルスィは目を背けてしまう。
しかし、さとりはそんなパルスィの様子がおかしい原因が自分だとは思っておらず、少し考えた後に言った。

「パルスィはお酒を飲み過ぎたからお休みしてるだけよ」
「……いや、違うだろ」
「……もういいや、お姉ちゃんこっち来て」

こいしはその場に腰を下ろすと自分の膝を指す。
さとりは合点がいったのか、嬉しそうな表情でこいしに近寄る。
そして、こいしのすぐそばに座ると、そのまま頭をこいしの膝に乗せる。
何が起こったのかを理解するのに少し時間がかかる勇儀とパルスィたち。
そんな周りの様子にお構いなしの2人は、

「もう……飲み過ぎて顔が真っ赤じゃない」
「そうね……こんなに飲んだのは久しぶりかもしれないわね……」
「そうだよ、もういいから少し休んでいいよ、お姉ちゃん」
「そう? じゃあお言葉に甘えさせてもらうわね……」

そう言って目を伏せるさとり。
ほどなく彼女は眠りに落ちた。
そんな姉の様子を微笑みながら見守るこいし。
傍目から見れば、どちらが姉かわからないなぁ、と勇儀は思った。
するとこいしは、勇儀たちの方を向くと、

「ご迷惑をおかけしました……」
「……いや、気にするな」
「お姉ちゃん、お酒を飲み過ぎるといつもこうなるの……」

申し訳なさそうなこいしの様子に、勇儀は慌てて、

「気にすることはないさ、私たちも楽しませてもらったよ、なあ、パルスィ?」
「…………」
「……パルスィ?」
「―――っ!? あっ、そ、そうね」

何やら呆けていた様子のパルスィだったが、今度はこいしたちの方を凝視しはじめた。
どうかしたのだろうか。
気になる勇儀ではあったが、それよりもさとりだ。

「とりあえず、今日はここらでお開きとするか、さとりは私が運ぼう」
「お願いしてもいいの?」
「ああ、任せておけ」

勇儀はさとりを抱えると、地霊殿の方へと歩き出した。





「―――ということがあったわけだが、本当に覚えていないのか?」
「……すいません、お酒を飲み過ぎると記憶が曖昧になってしまうみたいで」

翌日、勇儀はさとりの元に向かった。
あれほどお酒を飲んださとりが心配になったのだ。
といってもさとりは健康面では全く問題がなく、普段通りの様子だった。
しかし、さとりは昨日の出来事を全く覚えておらず、パルスィを口説いていたことなどを伝えると、顔を真っ赤にしてしまった。
そして、さとりは勇儀に向かって深々と頭を下げると、

「本当にご迷惑をおかけしてすいませんでした」
「いやいや、こういう迷惑なら気にしなくてもいいんだぞ?」
「そういう訳にもいきませんよ……」
「気にするな、友人だろう?」
「―――っ!」

勇儀の言葉に驚いた様子のさとり。
しかし、少ししてから急に笑い出し、

「そうね、ありがとう勇儀」
「どういたしまして、さとり」

そして互いに笑い合う。
勇儀にとっては、さとりが掛けた迷惑など微々たるものだ。
それよりもさとりが、他者との関わりを持とうとしてくれた方が嬉しかった。
さとりも、そんな勇儀の行為に感謝してくれていた。
今回はそれで良かったのだ。

それから少し談笑していたところ、突然部屋の扉が開く。
誰かが来たのだろうか、そう思った2人はそちらを見る。
扉を開けたのは、

「……あら、パルスィ?」
「どうかしたのかパルスィ?」

地霊殿に客など珍しいなあ、
そう思う2人をよそに、パルスィはゆっくりとさとりに近づくと、

「……さとり、大丈夫なの?」
「え、ええ、大丈夫です。それよりも昨日はご迷惑をおかけしました」
「それは気にしていないわ」
「そう言っていただけると気が楽になりますよ……」
「そう……それは良かったわ」

心底安心した様子のパルスィ。
そんなことを聞きに来たパルスィの心づかいに、さとりは何だか嬉しくなってしまった。
自分には心配してくれる友人がこんなにいるのか……
そして、さとりがパルスィに微笑むと、パルスィは何故か俯いてしまった。
恥ずかしがっているのだろうか。
勇儀がそんなことを考えていると、パルスィと視線がぶつかった。
そして、パルスィはさとりに気付かれないように勇儀に近づき、小さな声で言った。

「……なんで勇儀がここにいるのかしら?」
「ん? さとりが心配だったからな。そっちもだろう?」
「……そうよ」

当然だろう、と言わんばかりのパルスィ。
勇儀は、パルスィがこんなにも友達想いだったなんて、と感動した。
やっぱりこの2人を会わせて良かった、そう思った時だった。

「……まさか、勇儀がライバルになるなんて」

……んん?

何やらおかしな発言が聞こえたような気がしたんだが……パルスィのやつ、もしかして―――?
勇儀は、まさかそんなはずは、と思考する。
確かに昨日のパルスィはさとりにこれでもか、というほど口説かれていた。
しかし、まさか昨日の今日でそんなことが起きるはずがないだろう。
再びパルスィを見るが、彼女もまた自分と同じように思考しているようだ。
時々、こちらを威嚇するような目で見てくるが、それもまた気のせいだろう。
その視線から逃れるようにさとりを見るが、彼女は何も気づいていないようだ。
こちらと視線が合うと、何だろうという表情で見てくる。
勇儀はとりあえず何も考えないようにし、さとりに心を読まれないようにする。
おそらく、思考が読まれれば大変なことになっていくだろう。


そうして、勇儀は作戦が成功したことと、ある意味失敗したことを悟ったという。

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No title

ごちそうさまでしたwwww
これでキャラ崩壊だったら
俺のさとりんSSはテラカオスですよwww
これからもどんどん崩壊させてください!!

No title

作品読ませていただきました!
確かに自分のさとりんはまだまだ崩壊しきってなかったようです…
もっと精進して崩壊させます!
プロフィール

鹿山アトリ

Author:鹿山アトリ
もみあや大好き。あとにとひなも。
と言いつつ、雑食気味に色々書いていきます。

メールは
cocoa.rich(あっと)gmail.com
(あっと)を@に変えてください。

ツイッターはじめました。
ついった

基本的にリンクフリーですが、
相互リンクの場合でも、何か一言下さるとありがたいです。

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