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博麗さんと八雲さんと。

あぶない。明日がもう終わりそう。
ふー……なんとか間に合いました。
間に合わないことを期待していた皆様、ご期待に添えず申し訳ありません。

今回は、自分が最近ハマってるものに加えて、初めてのことをやってみました。
その結果、物凄いブランクと相まって何かおかしなことに……
そう関係ないね! という方は続きからどうぞ!

「ズズッ――――……ふー……暇ね……」

「そんなあなたのすぐ側に八雲紫はどうでしょう?」

「退屈だけど、何か起きるよりはマシね……さて、ちょっと休憩」

「あのー……ちょっといいかしら霊夢」

「そういえば台所に干し芋があったわね……お茶請けにでもしようかしら」

「それはいいわねぇ……それでは私にもお茶を入れてくださるかしら?」

「んー……でも、やっぱり勿体無いからやめとこ……何もしないで寝ようかしら……」

「それなら私が添い寝をしてあげましょう……あ、ちょっと霊夢、無視しないで!」

「ん……ああ、紫……居たの?」

「酷っ! さっきから居たじゃないの、居ましたよ。というか横に座ってるのに気づかないとか!」

「ごめんごめん……アンタ、ほら、影薄いから……」

「薄くないって、絶対に影が濃い方だと自負できるわよ、私は!」

「そうなの? まあそんなことはどうでもいいからさっさとおうちに帰りなさいていうか叩き出されたいのそうなのねじゃあ叩き出すから」

「一息かつ無表情でそんなこと言われたら、ゆかりんちょっとこわーい」

「あー可愛いかわいい」

「ちょ、人の首元に針を当てながら言う言葉じゃないでしょう!?」

「とっとと帰ってくれればこんなことしないわよ……どうせまた藍に追い出されたんでしょう。ここは駆け込み寺じゃないわよ」

「そうよね駆け込み神社だもの……痛いいたいたい刺さってる! 死ぬからそれ絶対にヤバイから!!」

「妖怪がこの程度で死ぬ訳ないでしょう? 大丈夫、出来る限り頑張るから」

「いやいやいや、そんなことを頑張ってもらいたくないわよ! もっとお客様を歓迎する感じでお願いしたいんですけど―!」

「これが博麗流の歓迎よ。最高級のもてなしに喜びなさい紫」

「ああ、もっと心温まる歓迎が良かった……あと、別に私は藍に追い出された訳じゃないの!」

「そうなの? それは良かったわね……嘘つくな」

「嘘じゃないもーん。私は藍に追い出されたことないもーん」

「……3日前に泣きながらここに来たのは誰だったっけ? 『藍が、掃除の邪魔だからどっか行ってくださいって追い出すの!』とか泣きじゃくっていた八雲紫は。あとその口調は気持ち悪い」

「……今回は、本当に藍じゃないの」

「何、また厄介事なの? ……お断りします」

「そんなこと言わないで……大体これは霊夢にも少し……いえ、原因の殆どが霊夢にあるんだから」

「はぁ?! アンタが色々と藍に投げっぱなしなのは私のせいじゃないでしょ!」

「……いいわよ、確かに私は今日も藍に怒られたけど、それでここに来たんじゃないの。今日は萃香のことでここに来たの」

「萃香の……?」

「ええ……最近、ここに萃香が居ることが少なくなったと思わない……っていうか気付かなかった?」

「言われてみれば……そうかも」

「言われないと気付かないなんて……前からあの子はほとんど毎日ここに居たじゃないの」

「それで、その萃香が一体どうしたの?」

「……萃香がうちに入り浸って、朝から晩までお酒を飲んで……部屋は壊すわ汚したら汚しっぱなしだわパセリ残して藍には怒られるわ……早くあの鬼を引き取りに来なさい!!」

「最後のはアンタが確実に悪い……けどまあ、どうして萃香がそんなことに?」

「……ねぇ霊夢……最近、萃香に構ってあげていないんじゃないの?」

「……………そんな筈ないわ」

「今の間は何? というかそれが原因だと思ってるんだけど、萃香もそう言ってるし」

「大丈夫、しっかり構ってあげてたから。例えば……そうね……うん、ちょっと待って今すぐに思い出すから……えー…っと……あー」

「これ以上は萃香が可哀想過ぎるからやめて……」

「……ごめん」

「まぁ反省してもらえれば十分なんだけど……萃香がわんわん泣いてたわよ、『最近の霊夢は天狗にご執心だー!』って」

「なっ――――――ななな……!?」

「あらあら、顔を真っ赤にしちゃって……可愛いわねぇ」

「だ、誰が文のことなんか!!」

「誰もブン屋の事なんて言ってないのに……」

「う……うるさぁいっ!!」

「いったぁぁああああああ!!! それはヤバイそれは死ぬから絶対に!! さっきよりも確実に深いから霊夢ぅ!!!」

「誰がっ! 文なんかを好きになるかぁ! 訂正しなさい、今すぐに訂正しなさい!!」

「ごめんなさいごめんなさい違います霊夢さんはブン屋の事なんか好きじゃないんです。ていうかもうブン屋も霊夢さんのことなんか気にしてませんものね。むしろ嫌い――――」

「うがぁあああ! 文が私のことを嫌いなはずないでしょうがぁ!! 冗談にしては笑えないわ! ああもう笑えないから!!」

「どっちよ!? やめて、それ以上は入らない、いや入れさせないから……あ、あああ……霊夢の(針)が入ってく…る……」

「変な言い方しないでっ! 全く、誰かに見られたらどうする……の……」

「……あれ、助かった? とりあえず霊夢、針を抜いて私の上からどいて欲しいんだけど……どうしたの?」

「……………い、いつ……いつからそこに……?」

「……ま、まさか?!」

「あやや、見つかってしまいましたね……、ですが特ダネゲットです。『特派員は見た。巫女と妖怪の禁断の情事』というところですか。ちなみに質問にお答えするとすれば、霊夢のが入ってくる、あたりですが、なかなか……衝撃的と言いますか過激な愛ですね」

「……あらら、まぁ天狗さん落ち着いて。お話しましょう、ゆっくりとその時間をかけてねぇ……それが嫌ならそのカメラを置いていくという選択肢もあるわよぉ……」

「あはは……長くなりそうなお話しですネ……私はこれからこのことを記事にしたいのでそろそろお暇させて頂きますよ」

「そんなに遠慮しなくてもいいのよ? お茶を入れてあげるわよ、何ならお茶菓子も出してあげる」

「いえいえ、お気遣いなく……それと霊夢さん、そのー……」

「ち、ちがっ、ごか――――」

「私が言うのもなんですけど……その、人の趣味にとやかく言うつもりはありませんし、種族とかも別に気にしません、むしろ素敵なことだと思います……記事にもなりますし」

「あ……あ……の」

「ですが記者ではなく友人として忠告させて頂きますと、流石に時間帯というものを考えた方が良いかと思います。まだ明るいですから……紫さんももっとムードを考えてもらった方がいいですよね?」

「……え? そ、そうねやっぱりムードは重要ね!」

「そうですよね。それでは、これで!」

「ちょっと待っ……!!」

「あーあ……行っちゃったわねー……それにしてもさすがは烏天狗、もう見えなくなっちゃった」

「……………………」

「うふふ、明日には私たちの仲が幻想郷中に知れ渡ることになるわね……」

「………す……」

「ん? 今なんて言ったの? ちょっと聞こえなかった」

「アンタを殺すって言ったのよ! よくも文の前であんなこと……!」

「えー……でも、ブン屋のことなんてどうでもいいんじゃなかった―――」

「そ、そんなこと行ってないでしょうが! 大体、アレにこんな現場目撃されたらまずいってことぐらい、アンタにもわかるでしょう!?」

「私は別に構わないわよ」

「私が構うの! そもそもこのことが萃香に知られたらアンタどうなるか分かってるの?」

「……恋とは戦争である。よって勝てば官軍という結論が、たった今、下されました」

「―――――――バカぁっ!!!」

「―――へぷしッ! ……イタタタ、って霊夢、何で泣いてるの?」

「な、泣いてなんかいない!! いないんだからぁ……ひっく……ぐずっ……ひっく……」

「ごめんなさい! 私が全面的に悪かったから本当にごめんなさい、だから泣かないで霊夢」

「……うえぇぇん……絶対に勘違いされたぁ……ひっく……文が……私と紫が……付き合ってるって思ってる……もぅ……やだぁ…」

「だ、大丈夫だから……ね? ほら、私が今すぐにブン屋を捕まえて誤解を解いてくるから」

「ほ、ほんとうでしょうね……嘘だったら許さないんだからぁ……ぐす……ずずっ……」

「任せなさい、私を誰だと思ってるの? ブン屋の一人や二人、簡単に解決してみせるわ」

「――――ゅがりぃ!」

「ほら、涙を拭いて……鼻をかんで……全くあの天狗ったら、あの時消しておくんだったわ……」

「……………?」

「何でもないのよ、それじゃあ早速行ってくるわね」

「……うん……お願い」





「いやぁ……まさか追いつかれるとは思ってもみませんでしたよ紫さん」

「嘘おっしゃい……さて、渡してもらうわよ、そのフィルム」

「お断りしますよ。折角の特ダネ、わざわざ渡すハズないでしょう?」

「あなたの命を賭けるほどではないでしょう?」

「記者として、新聞を書き上げることに命を賭けないわけにはいきませんよ」

「そう……それならあなたを殺す以外に手段はないみたいね」

「さすがにそこまで本気を出されると、私としても困りますね……」

「霊夢のためよ、外道天狗の一匹、むしろ喜ばれるわ」

「外道って……私は真実を伝えたいだけですよ」

「あれは誤解よ。あなたの勘違い」

「そうでしょうか? 霊夢さんすごく楽しそうでしたよ。記者の勘では、あれはもう恋人同士がじゃれてるという風にしか見えなかったんですけど」

「……物凄い的はずれな記者の勘ね……わかった、あなたを殺すときっと誰かが悲しむだろうから、心優しいゆかりんは別の方法を考えてあげるわ」

「ありがとうございます。別の方法ですか……実は私、最近不調でして……他に面白いネタがあればいいんですけど」

「面白いねぇ……藍に聞いてみたらどう?」

「ああダメですよ。この前聞きに行ったところ、延々と橙さんの魅力について語られました。それと紫さんの話題はありませんでした」

「そう? 藍には後でおしおきするとして、そうねぇ……これといって提供できるネタがないわね」

「そうですか……それでは、ネタじゃなくてもいいですよ? 外界の面白い道具とかでも」

「例えばどのようなものをご所望なのかしら?」

「そうですね……親友が電化製品を欲しがってましたから、面白そうな電化製品を幾つか見繕って頂ければ」

「……わかった。後で持っていくわ、あの河童のところでいいんでしょう?」

「はい、お願いします。それではこのフィルムはにとりに預けておきますので、渡した後に受け取ってください」

「今すぐに……は無理ね」

「はい、流石に紫さんを信じきれませんから」

「ま、それでもいいわよ。それと一応訂正しておくけど、私と霊夢は恋人なんかじゃないわよ」

「またまた……大丈夫ですよ、こう見えても私、口は堅いんですから。誰にも言いませんって」

「どう見ても堅そうには見えないけど……それに霊夢にはちゃんと心に決めたヒトがいるもの」

「そうなんですか!? ああ、さっきの電化製品よりもそちらの方が面白そうなネタじゃないですかっ!!」

「いきなり目が輝きだしたわね……でも、教えてあげない」

「えー……教えてくださいよぉ……」

「嫌よ……絶対にあなたには教えてあげないから。精々悩み苦しみなさい。それが私にできる最大の復讐だから」

「復讐ってなんですか……全く、気になって夜も眠れなくなるじゃないですかー……」

「……夜も待たずに寝そうな勢いね……ま、幻想郷一の記者様ならそれぐらい自分で調べてみるのはどうかしら」

「……そうですね。色々と貰えますし、面白いお話も聞けましたから、私は満足ですよ」

「それは良かった……口止めは成功、と」

「あ、それと紫さん」

「何かしら?」

「宜しければ霊夢さんに射命丸が謝罪していた、とお伝え頂けますか? こちらの勘違いだったみたいですから」

「嫌」

「えぇー! どうしてですか!?」

「だって、悪いことしたのはあなたなんだから、自分で謝りに行くのが筋ってものでしょう?」

「そう……ですけど……さすがに罪悪感が……」

「誠意を見せてきなさい。大丈夫よ霊夢だってきっと許してくれるわよ……針一本分くらいで」

「俄然行きたくなくなったんですけど……仕方ありません、死んだら恨みますから」

「閻魔様に宜しく言っておいてね」

「出来ればお会いしたくない方ですけどね……絶対に説教されますし」

「急いでいかないと日が暮れちゃうわよ」

「そうですねー。一応、何か持っていくことにします、ご機嫌取りに」

「霊夢になら絶対に通用するわね……全く、こんなののどこがいいのか……」

「……今、何かおっしゃいましたか?」

「……さぁ? 御機嫌よう」





「あやや、もう行っちゃいましたね……それにしても霊夢さんに想い人とは……これは遠まわしに聞いてみる価値はありそうですね。それでは急いで向かうとしましょうか……」






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